全部本当で全部嘘

人と話した後は充実した気持ちになるけれど、後からじわじわと罪悪感が染み出してくることも多い。

自分が誰に何をどこまで話したか、すぐに忘れてしまうので、同じ話を同じ人に何度もしている可能性や、同じ出来事でもその都度微妙に話を変えて伝えている可能性を思うとひやっとする。しかも、その時々の自分に都合よく、無意識のうちに。

自分が変化していけば過去の見え方も変わってくるから、多少は仕方ないのかもしれない。ある意味では、それも自然なことなのかもしれない。けれどそのすべての場面に唯一立ち会っているのが自分なので、全部を知っているので、時々とても苦しくなる。すみません、と誰に向けてかわからない懺悔を心の中で繰り返す。今日はその苦しさを味わい、長くお風呂に浸かっているうちに日が暮れてしまった。